2012年5月17日木曜日

龍馬脱藩関所跡


土佐と伊予の国境・韮ヶ峠を越えて、数分歩くと龍馬脱藩関所跡がある。

時に文久2年(1862年)3月26日、龍馬がこの関を逃がれたとされる未明の時刻であった。以後、龍馬らしい人物を見た者はいない。33年と云う短い生涯を閉じたのであるが、何とはかない人だったのか。いたるところに立ちふさがる難関を通りぬける男を支えたものは、もちろん同志の力と天の声をきき、一命を賭けた信念と炎のような身体であった。正に火の玉そのものであったにちがいない。ここの関所を逃がれ龍馬は維新の道をまっしぐらに進むことになるのだが、今は石組だけが残る史跡です。この石の上に立ち住時を偲ぶ時、袴のすそがちぎれた龍馬が今の時代に何を語りかけてくるのか皆さんもとくと聞いてやってください。
脱藩関所跡の案内版より





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